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2017年5月28日 (日曜日)

自作マイクアンプの利得変更

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無線で使うマイクアンプは自作です。シンプルな構成で、外部に接続したマイクロホンからの信号は、マイクアンプ回路で受けて、増幅したのち、ADC基板でデジタル信号へ変換します。

デジタル信号出力(S/P DIF 24bit/96kHz)をスタジオ機材で加工して、デジタル信号で無線機に入力しています。

マイクアンプ回路はマイクアンプキットDMS-09BBをランド法で組み上げたものです。

利得はマイクアンプ専用ICに取り付ける抵抗値で決定しますが、利得決定抵抗にマイク信号が通るようで、利得決定抵抗に歪みの少ない抵抗を選ぶ必要があります。

可変抵抗(ボリューム)よりは、固定抵抗の方が信号の劣化が少ないですし、固定抵抗はカーボン、金属皮膜、金属箔、捲線など、まさに色々な音がする世界です。
固定抵抗だと、利得が可変できませんので、ほぼマイク決め打ちになります。

今回は改造した中華コンデンサーマイク用に40dB程度の利得に設定するのですが、別のマイクアンプ(キット組立品)で確認すると、ボリュームは大凡55Ωの位置でした。

55Ωの固定抵抗はありませんが、47Ωと10Ωの2本を直列にして57Ωで使う方法なら、47Ωと10ΩはPRP(真っ赤な)金属皮膜抵抗の手持ちがあります。

従来は音質最優先で、10Ωで利得は54dB決め打ちでしたので、利得調整ボリュームは自作マイクアンプにはありません。
今回ボリュームを付けようか迷ったのですが、やはり音質重視を貫いて固定抵抗をスイッチで切替ることにしました。

固定抵抗は2個ありますので、2回路3接点のトグルスイッチを流用しています。本当は接点をダブルにして接触抵抗を減らしたいところです。

キャノンコネタクタとトグルスイッチの間のLEDはADコンバーターのオーバーロード警告灯です。アナログと違って、入力レベルをオーバーすると、声が歪むのではなく、音にならない(ブギャ~みたいな、不快な音)ので、注意する必要があります。

入力レベルを低めにして、マージンを取ってあれば、殆ど問題にならないのですが、自作だと、余裕を削ってダイナミックレンジを広く取ってしまうのは僕だけではないと思います

改造の結果は、いい感じです。ロータリースイッチに抵抗取り付けて、切り換える方式に挑戦してみようかなぁ・・・。3dB刻みとかで良く使う範囲がカバーできると実用性はピカ一だけど、オーディオアッテネーター用のロータリースイッチ、高いのですよねぇ・・・。

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