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2017年6月17日 (土曜日)

秋月12V5A出力ACアダプタの13.8V化

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秋月のACアダプタは電圧と容量別に商品展開されていますが、無線機用の13.8Vに近い電圧の12Vだと65W(12V5A)が最大です。

今回は殻割りが簡単で改造しやすいATS065-P120の出力を13.8Vに改造しました。

改造方法は電圧設定抵抗を変更して12V→13.8Vにするだけです。写真のR36とR37が電圧設定抵抗です。
R37隣のLM431が電圧制御のキモとなるチップです。

LM431の電圧設定の計算式は1+(R36/R37)×2.5 です。写真では 1+(9.31kΩ/2.37kΩ)×2.5=12.3Vに設定されています。

R37を2kΩにすれば14.1Vです。ACアダプタの電圧は、実際に電流を流すと0.1~0.4V程度電圧が下がりますから無負荷時の電圧は13.8Vより少し高めの電圧設定が良いと思います。

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僕の場合は色々と実験したのでR36 R37ともに交換しています。チップ抵抗の手持ちが少ないので1/16Wの抵抗も使っています。

チップ抵抗はナナメになっているし、お恥ずかしいのですが、この程度の腕前でも問題なく動作しています。

写真の簡易電圧計は誤差が大きくてテスターでの計測では13.95Vでした。
1A程度の負荷では、丁度13.8Vになりましたので、無負荷で13.8Vに設定すると、負荷がかかると13.8Vより下がります。

改造前と改造後のノイズ状況

改造前
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改造後
65w_138v_2

改造で増えたりはしませんが、ちょっとノイジーです。出力に自作フィルター入れたらこんな感じになりました。これなら安心して無線できそう。
65w_138v_fil_2

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