リレーモジュールボードの周波数特性
リレーモジュールボードにはSONGLEのSRD-05VDC-SL-Cというリレーが使われていることが多いようです。ブルーのハウジングで見た目がカッコいいです。
接点容量も 10A/125VAC 28VDC とベアフットなら全く問題ありません。SWRが低ければ500Wでもイケるんじゃないでしょうか?1個80円程度で購入できますが、信頼性については僕もわかりません。
バンドデコーダー出力のアンテナ切り換えリレーの駆動用として二週間程運用していますが、今のところ問題は発生していません。
このリレーでアンテナを直接切り換えるのは、どうも気が進まない(信頼性とか・・・)のですが、とにかく安価ですし、コントロール部も基板に載ってるし、簡単にアンテナ切り換え器が作れそうなので、モノは試しと実験してみることにしました。
リレーはブルーのプラパッケージで、内部構造はわかりませんが、ピン配列から、コモンのピンからネジ式の出力ターミナルのピンまで直線で23mm離れています。
アンテナ切り換えに使うとなると、23mmを折り返しますので46mmほど、シールド無しの配線になります。
あまり良い結果は期待できませんが、単純な1回路2接点(1入力2出力)でSWRを測ってみることにしました。
冒頭の写真のように、同軸の末端を1cm程度剥いて、芯腺をリレーターミナルにネジ留め、網腺は束ねた状態で、電源onでブレークする側に接続しています。この状態で、片側をダミーロードに接続してSWRを計測しました。
アンテナ切り換え器でSWRが悪化するのは本末転倒ですので、許容範囲をSWR1.2とすると、単体なら50メガまでSWR1.2に収まりそうです。
SWRを改善する方法としては、ネジ留めターミナルを取り外して、基板に直接同軸をハンダ付け、リレーケースを銅テープなどでシールドしてグラウンドに接続、基板のコモンのパターンをカットしてピンに直接同軸を接続とか、いくつか方法がありそう。
でも、複数のリレーを使った切り換えだと、コモン側を複数のリレー間を接続するので芯腺むき出しの距離が長くなってSWRが悪化するのが通例です。
少しでもその影響を少なくするため、市販のリレー式アンテナ切り換え器はリレーを円形に配置して、各リレーからコモンへの配線長を最短にしています。
先日組み立てたバンドデコーダー連動で、1入力4出力のアンテナ切り換え器とか、便利そうですけどねぇ・・・。どんな感じなのか、やってみるかな?
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