« microphone navi | トップページ | Tiny-CAT SCR Preselectorの再調整 »

2017年7月30日 (日曜日)

昇圧レギュレータ 電源モジュール XL6009 その2

ノイズについて本来ショットキーバリアのところにファストリカバリーを取り付けていたので、ショッキーバリアの高耐圧品に変更しました。

測定の条件は9V入力 47V出力、負荷14mA、出力にエミフィル、出力端に330uFの電解コン追加です。

電源offでのノイズフロア
Xl6009_off_330uf

電源on
Xl6009_on_330uf

1kHz付近では-110dB以上と電源off状態と測定誤差ですが、100Hzでは20dBほど悪くなっています。
330uFの電解コン追加で数dB改善したものの、これ以上は本格的な低周波フィルターを入れないと無理っぽい感じ。

この改善した状態で中短波帯はDCDCの発振周波数の基本波と高調波が綺麗にでています。

100kHz以上の中短波帯
Xl6009_on_330u

多いようですが、エミフィル取り外すと2~30dBほどあがりますので、エミフィルが効いているのがよく分かります。

この程度なら金属製のケースに入れて、シールドをしっかりすれば、無線への影響は心配しなくても大丈夫でしょう。

残念ながらXL6009による一発昇圧よりも、オーソドックスにMINMAXの低雑音のDCDCユニット、MAU-109等を2段重ねた方がファンタム電源としては有望みたいです。
最近はXL6009の後継であるXL6019というチップを使ったモジュールも見かけます。基本的には大電流化したようですが、一度確認してみようと思っています。

|

« microphone navi | トップページ | Tiny-CAT SCR Preselectorの再調整 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« microphone navi | トップページ | Tiny-CAT SCR Preselectorの再調整 »