デジタルアッテネータ AT-6000
e-bayで、中華製のステップアッテネータを購入しました。小型ですが、基板の裏側はしっかりした金属製のケースになっていて、このまま使う前提みたいです。
コネクタがSMAなので、写真のようにBNCに変換してテストしてみました。
下に同軸と中継コネクタが見えますが、計測は下の黒いケーブルを上のアッテネータに繋ぎ変えて計測しています。
ネットアナのキャリブレーションは下の状態で実施して、コネタクロスが変わらないように気をつけましたが、変換コネクタ自体でも損失があるので、計測結果は目安としてください。
このアッテータの大凡のスペック
1, the operating frequency: LF-6GHz
2, attenuation adjustment range: 0-31.75dB
3, attenuation step: 0.25 (dB)
4, insertion loss: ≦1.5dB (high-frequency side of the insertion will be larger)
5, standing wave ratio: SWR 1.4
6. attenuation accuracy: ± 0.25dB Max
7. Rated power: ≦1W
8. Connector form: SMA (female, female screw hole)
9. Temperature range: -10 ℃ ~ +50 ℃ (running) -40 ℃ ~ + 70 ℃ (not running)
10. Dimension: 55 x 40 x 16.5mm /2.17 x1.57 x 0.65inch(excluding SMA interface protruding part, SMA protruding part 9mm)
11. Weight: 72g
12. Input and output impedance: 50 ohms
減衰量の設定はやや面倒ですが、液晶に設定値が表示されるのはとても便利です。
ではいつものAPB-3のネットアナ機能で確認してみます。最初に電源off時の状態から・・・・電源offなら、スルーで減衰ゼロ・・というのは僕の勝手な思い込みでした。
電源off時の減衰特性
電源offでは-11.25dBに固定されます。電源on時にどの減衰量に設定してあっても、電源offで、-11.25dBになります。逆に、-20dBに設定しておけば、電源offして再び電源onすれば-20dBになります。組み込みにも使えますね。
DBMとか、いちいちPADの抵抗ハンダ付けせずに、入力レベルを最適値に調整できるなぁ~。
挿入損失
アッテネータを0dBに設定した場合の、実際の減衰量です。アッテネータを0dBに設定していますから挿入損失が1.3dB程度あることになります。ちょっと多めかなぁ・・・。
まぁ、設定値に1.3dB足すと実際の減衰量と覚えることですね。この1.3dBを校正して、設定できるようにプログラムされてると使いやすいのですが・・・・。
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