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2017年9月23日 (土曜日)

疑似アンテナ負荷

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アンテナのマッチング回路を作るのに、疑似的なアンテナになるものがあると、お部屋の中で細工できます。
無くても経験と勘でできることもありますが、初めてのマッチングではかなりの試行錯誤が必要です(僕の場合は・・・)。

インピーダンス整合回路は、アンテナのホニャララΩを50Ωに合わせる仕組みですので、アンテナが振る舞うであろうインピーダンスを手持ちの抵抗で作りました。
普通の抵抗ですが、有るのと無いのとでは高尾山と富士山くらい違います。

これがあれば、お部屋の中で、マッチングがどの程度になるのか9割方わかります。これがないとアンテナの給電点に取り付けるまでわかりません。
ですから、殆どの場合はアンテナ上げたり下ろしたり・・・になります。

さて、現時点での僕のローバンド(160m~30m)のアンテナは基本的にスクリュードライバーです。ときどきグラスポールで10m程のばして、7メガフルサイズ(3.5メガハーフサイズ)のバーチカルとか使います。

現時点でのスクリュードライバーの各バンドの給電点インピーダンスは以下の通り。

1.8MHz     19.0Ω
3.5MHz     20.5Ω
7MHz       31.0Ω
10MHz     48.9Ω

現在、スクリュードライバーは全長4.7m程度で、直径70cm位の円形のキャパシティハットを入れています。10メガが50Ω近いのはキャパシティハットの影響でしょう。全長2.5m程度でキャパシティハット無しだと、1.8MHzで9Ω程度でした。

全てのバンドでマッチングさせるには、バンド毎にマッチング回路を用意するか、魔法を使うかしかありません。全バンドをSWR1.5以下に納めるのであれば、Lマッチで可能です。
今回狙っているインピーダンス変換によるマッチングも、全バンドSWR1.5以下を目標にしてみます。
使う頻度的には、7→10→3.5→1.8の順ですね。妥協する場合の優先順位はこんなもんです。

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