W4RRY バッテリーブースターの修理 その2
久しぶりに10mFMモードでモービル運用していたら、またまたバッテリーブースターがお亡くなりになりました。
一回故障して、チップを全部強化したのは記事にしましたが、なぜ??
やはり放熱器が小さかったから??などと、色々と考えるものの、蓋を開けて中を見ないことには始まりません。
故障後に確認すると、保護ヒューズが飛んでいたので、交換したけど、通電と同時に切れました・・・。運用中に規定の電流容量を超えたから・・・という理由ではなく、やはり本体の故障です。
前回の記事を自分で読み直すと、臭いというか、故障しそうなのはパワーMOS FETなんですが、写真のように何事もなかったような顔してならんでいます・・・
ん
んんん
よ~~~くみると、真ん中のパワーFET、右側側面に銀色の汗をかいているようです。これは普通ではないです。
高熱でなにかが溶融して染みだしたように推測してみると、放熱器があるのに、なぜとろけるほど高温になるのか不思議です。
放熱器側は絶縁シートも熱で全く傷んでいる様子はありません。
変だなぁ~と思って、もっと観察すると・・・・・、素子の取付ネジが斜めになっていて、チップも斜めになって、片側が放熱器から少し浮いてるように見えます。
そう、よーくみると、紙一枚くらいのスキマがあるんですよ。つまり、チップが放熱器に密着していなかった・・・のが原因のようです。トホホ。
ダミーロードといい、今回のバッテリーブースターといい、おっちょこちょいといいますが、最後の詰めが甘いというか、性格丸出しの工作ですねぇ・・・。
まさに、僕が手がけたものは僕の分身という・・・(笑)。
さて、取り外したチップの放熱板をみると、下から片側に高熱の影響と思われるデコボコができています。
取り外す時に、両側のチップもネジを外しましたが、真ん中のチップは絶縁シートが簡単に取れましたが、両側のチップは熱でピッタリくっついていて剥がしにくかったです。
真ん中のチップは取付不良のため、放熱版が放熱器に密着しておらず、連続高負荷によって発生した熱が放熱器に移動せず、高熱のためにチップが破損した・・・・というストーリーが浮かんできます。
取り外したチップをテスターで当たるとショートしていますので、このチップの破損が原因なのはほぼ確定です。このMOS FETはまだ秋月で販売中なので、新品交換しようと思います。でも、また飛びそうだし、予備も購入ですね。
このバッテリーブースターはこの部分、MOSFET以外で故障したことはありません。
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