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2017年11月18日 (土曜日)

主従逆転の巻

ノイズ受信用のサブアンテナで色々と試しているのはご存じのことと思います。今はBCL用として定評のある303WA-2を使っています。中波帯~VHF帯まで、かなり高性能なアンテナです。

ノイズアンテナですから、ノイズが強く受信できればいいのですけどノイズだけ受信するのは難しくて、狙った信号も受信しちゃいます。
それが結構な強さが受信できることもあって、最近はノイズが出ていないときはノイズアンテナを積極的に受信に活用しています。メインのアンテナを補完するサブアンテナですね。

ところが、303WA-2だとサブじゃなくて、メインになりそうなんです。つまり、メインのアンテナでが送信アンテナになりそう・・なんです。
以下のデータはメイン(右側)はグラスポールで上げた全長13mの80/40/30mのトリプルバンドバーチカル。80mでも30%程度しか短縮していません。

サブ(左側)はエレメントを50cm延長した全長2.3mの303WA-2です。給電点には中波帯をカットするHPFとプリアンプを入れています。ノイズの受信感度はメインアンテナに5dB程度劣る程度です。

まずは7メガでの聴き比べ。ソフトの設定も無線機の設定も共通です。IC-7851はメイン受信機とサブ受信機は全く同一なものですから、アンテナ以外の条件は同一です。

7メガ
・アンテナ(左 303WA-2+プリアンプ、右自作トラップバーチカル)

事例1

40m_2

事例2

40m2

3.5メガ
・アンテナ(左 303WA-2+プリアンプ、右自作トラップバーチカル

事例1

80m

事例2

80m2

自作トラップバーチカルと比べて、長さが1/4程度の303WA-2の方が感度が高いようです。プリアンプが入っていることもありますが、WJST-xの受信信号強度の部分をメインとサブで比較したり、そもそも受信できなかった信号を比べて、アンテナの打ち上げ角度の差や、苦手な方角を推測したりと、客観的にアンテナの比較ができます。

場所が異なるので、場所による差が支配的ではないかと推測していますが、やはりアンテナとしての性能の差も含んでの結果として受け止めています。
びっくりですよね。バーチカルは送信用になっちゃいそうです。

あ、自作のトラップバーチカルがタコって訳ではないです。短縮した4mのスクリュードライバーと比較して良く飛びます。ですから、自作のトラップバーチカルが悪い訳ではないと思っています。

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