« 2017年12月 | トップページ | 2018年2月 »

2018年1月29日 (月曜日)

ZCAT3035-1330を使ったコモンモードフィルター

300w

素材が変われば巻き数なども変わってきますが、コア巻きのコツというか、巻き数と挙動が判ってきましたので、FT240みたいに数をこなさなくてもこの程度のフィルターをデッチあげることができました。

パッチンコアは内径が13mmΦと小さいので、巻き数を増やせず、減衰量を取るためにはコア数が増えます。
今回は小型化したかったので、巻き数を増やせるように同軸はRG316を使いました。

RG316は3mmΦ弱と細いですがHF帯では減衰は気になりませんし、kwを通せる同軸ですから200W連続では全く問題ありません。仮に高SWRで発熱してもテフロンですから1.5Dと比べて安心です。
市販のCMFも200W機用としては、RG316か、類似の細い同軸を使っているものが殆どではないかと思います。

グラフはケースに納めた完成品の周波数特性ですが、1.8と3.5メガで-30dB以上、7メガでは-40dB弱、10メガ以上では-40dBと市販のものよりも5~10dB程度減衰させることができました。
でも29MHz付近の減衰のピークは、ケースに入れる前にはありませんでした。なんでかな??

コアはTDK ZCAT3035の使い古しで、ケースが割れてしまってパッチンできないものを集めてコアをケースから取り出して、熱収縮チューブで固定して使っています。

続きを読む "ZCAT3035-1330を使ったコモンモードフィルター"

| | コメント (1)

2018年1月28日 (日曜日)

ZCAT3035-1330のコモンモード減衰特性

1_16

市販のHF帯用(200W機対応)として販売されているCMFは7メガ以上で-30dBを目安にして製品化されているようです。

自分でコモンモード電流を計測してみると、-30dB程度では効果はあるものの、コモンモード電流が一桁まで落ち切らない場合が多いのです。

市販品に変えて自作の-40dB程度のCMFを入れると、コモンモード電流がストンと落ちるのを何回も経験しています。
まぁ、コモンモード電流がどの程度ならいいのか?という指標があるわけではありませんので、気にしすぎといえばそれまでですが、少ない方が良いので、僕は一桁mAを基準にしています。

無線機に接続するCMFは広帯域であることが条件となります。またなるべく小型な方が無線機の後ろに取付易いですよね。

FT240では大きくなってしまうので、音作り研究会のブースで毎年販売しているパッチコンコア大、TDK ZCAT3035-1330で無線機用のCMFに挑戦してみることにしました。

パッチンコア、百個近く使っていますが、実は真面目に調べていない、灯台もと暗し的な状態ですので、今回ハッキリさせることにします。

まず、巻き数による減衰量の変化を調べてみました。パッチンコア一個に何回巻くか?ですが、3D2Vならちょっとキツイけど3回まで通せます。1.5Dなら8回くらいかな?
グラフは1.5Dで巻いた時です。2.5Dでも1.5Dでも、3.5Dを基準として減衰量は5%も変化しません。

グラフのように、5回巻までは、減衰量と周波数特性が巻き数に比例して増加していきます。
4回目からは減衰量の増加が減っていきますが、5回までは周波数特性は良好です。

続きを読む "ZCAT3035-1330のコモンモード減衰特性"

| | コメント (2)

2018年1月22日 (月曜日)

FT240-31&43を使ったローバンド用CMF

P_20180122_162124

市販されているCMFはHF帯オールバンド用で、低い周波数から高い周波数まで効くように考えられているようですが、実際に特性を測ってみると、低い周波数ではあまり特性がよろしくないようです。

中には1.8と3.5メガは-30dBも減衰しないものもあったりして「ちょっとひどくない?」って感じです。

ちゃんと周波数特性が公開されているフィルターはその通りですが、公開されていないものは注意が必要です。
僕の経験では7メガ以下こそコモンモード対策が重要になってくると思います。でも、いろいろなコアで頑張ってみて、低い周波数から高い周波数まで何処でも効きます的な特性を出すのは難しいのは理解しています。

難しいのはプロにお任せして、今回は自分用。HFのアンテナはローバンド用バーチカルとハイバンド用ヤギの2本です。先日ハイバンド用はできましたので、今回は1.8~10MHzまで-40dB以上の減衰が得られるローバンド用CMFを作りました。

FT240 #31 #43 #61 #77の4種類のコアと巻数と複数コアの配列(2枚重ね・直列・連結)は膨大な組み合わせがあります。
組み合わせの総当たりは無理なので、良さげな組み合わせを当たっていき、巻き数を微調整していく感じになります。
今調べたら、これまでに130通りのフィルターを巻いて、計測していました。

毎日コアに同軸を巻き巻きして「#31の2枚重ね W1JR 14回巻と#43の2枚重ね W1JR 16回巻の直列」というコア4枚を使ったタイプにたどり着きました。
写真は完成したローバンド用のCMFです。

続きを読む "FT240-31&43を使ったローバンド用CMF"

| | コメント (3)

2018年1月19日 (金曜日)

HiLetgo 0.1-2000MHz RF 広帯域アンプ

Photo

SDRにプリセレを入れたりすると、少しゲインを取りたくなることがあります。そういう時に便利なのがMMICですが、入手がちょっと大変、基板起こすのはもっと大変・・・で、結局何もしないことが多いと思います。

そんな時にこの広帯域アンプ基板があると便利です。とあるバンドでタヌキしていたら、この基板の話になり、とても評判が良かったのです。僕も、できれば受信専用のアンテナに使ってみたいと思って、購入してみました。

僕が購入した広帯域アンプ基板はとくに問題なく、また動作しました。
相変わらずのアタリ・ハズレがあるようです。心配な方は2枚同時に購入すると良いでしょう。2枚ともNGなのは僕も経験していません。

例によって、なんの説明もないので、Webと自分で調べたことを纏めておきます。特性などば機材の関係でHF帯だけです。

基板サイズ 25 x  52mm
Vcc  5.5~12V(12V以上掛けてはいません)
利得   3~32dB程度(電圧により可変)

部品
MMIC INA-02186(かな?)
C 0.1uF(で統一されている)
R 180Ω


続きを読む "HiLetgo 0.1-2000MHz RF 広帯域アンプ"

| | コメント (2)

2018年1月18日 (木曜日)

FT240-61を使ったCMF

20m_cmf

FT240 #61を使って#43ではできないコモンモードフィルター(以下CMF)を巻いてみました。

CMFは160m~30mのローバンド用と、20m~6mのハイバンド用の2種類、両方とも各バンド-40dB以下の減衰が目標です。

実験結果から、各バンドで-40dB以下を前提にすると、コア1個や2枚重ねでは、そのコアの特徴を引き出すことはできますが、対応周波数に幅をもたせることが難しいことが判りました。

特定のバンドならコア一個でも-40dBは可能ですが、複数バンド、特にローバンドの場合は160mがネックで、試行錯誤しましたが、できませんでした。

24061_w1jr16

そこで、方針を変更して、複数のCMFを直列する方法でコア単体の特性を組み合わせることにしました。

続きを読む "FT240-61を使ったCMF"

| | コメント (0)

2018年1月13日 (土曜日)

FT240 2枚の巻き方による差

2枚のコアを使った場合、直列、連結、重ねた場合による特性の差を調べてみました。

・測定条件
・同軸は2D LFB 2mの使い回し(何回も巻いてくたびれてきた)
・2mの同軸は切らずに測定している。巻き数が少ないと、誤差が大きくなっているはず。
・測定装置は作らず、蓑虫クリップで代用しているので、測定精度はソレナリです、絶対値ではなく、傾向を見てください
・巻数はコア半分側に普通に10回巻。
・コアは#61で実験、材質によって挙動が異なる可能性があります

参考 : 1個に10回巻き
61_10_2

直列(コア同士はコアの内径~外径程度離す)
P_20180113_151005

61_10x2

1個よりも低い周波数が改善されていますが、高い周波数は特性が悪くなっています

続きを読む "FT240 2枚の巻き方による差"

| | コメント (0)

FT240 材質の違い検証

コモンモードと言えば同軸が手軽に巻ける大きなFT240か、挟み込みのパッチンコア、TDKのZCAT3035辺りが標準だと思います。

FT240はサイズの表記で、同じFT240でも材質の違いで特性が異なります。一般的には43材が有名で、特に材質の説明がなければ43材と思って良いと思います。

43材は色々なところで入手できますが、他の材質は海外やオークションなどでしか入手できないものもあるようです。
僕も43材(以下#43と記載)した使ったことがなかったので、昨年から少しづつ集めて、#31、#43、#61、#77と現在手許に4種類あります。
#31や#61はわりとめずらしいかな?

4種類の材質の差をみてみることにしました。

・測定条件
・同軸は2D LFB 2mの使い回し(何回も巻いてくたびれてきた)
・2mの同軸は切らずに測定している。巻き数が少ないと、誤差が大きくなっているはず。
・測定装置は作らず、蓑虫クリップで代用しているので、測定精度はソレナリです、絶対値ではなく、傾向を見てください
・巻数はコア半分側に普通に10回巻。

#31
31_10
#43だと苦しい160mや80mに期待できそう

#43
43_10

短波帯をそつなくカバーの標準品とも言える#43だが、使いやすさもその魅力かな?単純に10回巻いただけでこの特性。

続きを読む "FT240 材質の違い検証"

| | コメント (0)

2018年1月 9日 (火曜日)

FT240-#77

W1jr_x2

CMFと言えば直径が大きくて3Dが無理なく巻けるFT240が人気ですが、コア材質が色々とあります。
HF帯でFT240とだけあれば、基本は#43材だと思います。僕も#43しか使ったことがありません。

#43でW1JR巻で目一杯3Dを巻くと、7メガ付近では十分なインピーダンスが得られるのですが、ハイバンドではちょっともの足らない結果となります。

グラフは#43を2枚重ねて同軸を巻いた場合ですが、160mは-30dB弱ですが、これ以上巻けません。ハイバンドは巻き数減らして改善できるのですが・・・・
巻く手間が増えますが、1枚モノを2個直列にすると多少特性は良くなるものの、大差ありません。
一般的には-30dBが目安のようですが、僕の経験では-40dBは欲しいところです。

ネットで43材よりも77材の方がローバンド、特に160mに効くとの情報がありましたので、FT240-#77を入手してみました。

24077_x2_w1jr8jpg

このグラフは最初のグラフの#43と同じように、#77を2枚重ねで2D-LFBをW1JR巻で14回巻いたものです。
#43では3D-QEV16回巻きですので、同一条件ではありませんが、減衰量は異なるものの、基本的な傾向は参考になると思います。

って、これまたピークの周波数がエラク低いですね。
160mなんか通り越して、中波帯ですよ。

うーん、2枚重ねですると、#77が160mで#43より良いとは・・・・言えないですね。どっちも似たような感じで、痒いところに手が届いていないです。

続きを読む "FT240-#77"

| | コメント (0)

« 2017年12月 | トップページ | 2018年2月 »