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2018年2月11日 (日曜日)

HiLetgo RF 広帯域アンプのケーシング

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前の記事で直下型プリアンプに仕上げましたが、接続して使っていると、突然発振したりと安定性に問題があることがわかりました。

そこで、予備に購入した別基板を使って、普通のプリアンプとして使えるようにケーシングしてみました。
付属回路はなにもありません。RF増幅基板をケースに入れて、ケースにはBNCコネクタとDCジャックを取り付けただけです。

単純なので見てもらうのが一番。
アルミダイキャストの小さいケースの両端にBNCメスを取り付けていますが、RFin側は絶縁タイプのBNCです。
これは絶縁したいのではなく、内側の信号の引き出しラインの幅が、RF増幅基板のストリップラインと同じ幅なんです。写真のように、RF基板のストリップラインをそのまま、BNCコネクタ直結にしたかったのです。
出力側はSMA付きの同軸を切断してBNCメスに接続しました。高い周波数でもインピーダンスの乱れは少ないと思います。

電源ラインには、DCジャックにパスコン(103)を入れておきました。が、この状態で通電すると、普通に動作する場合もありますが、7割程度の確率で発振します。

で、対策後がコチラです。

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前とどこが違うのか?

間違い探し的にわかりづらいですが(笑)、RF基板の右側の固定ビス穴、ケースに貼った銅テープから銅テープでグラウンドを持ち上げて、固定ビス穴にハンダ付けしています。

入力BNC回りもRF基板とグラウンドを直結しています。

つまり、ケースから金属製のスペーサでRF増幅基板を載せたのと電気的には同じ状況にしています。強度的にはぜんぜん不足していますけど・・・。

RF増幅基板のベタアースはしっかりと沢山の場所でケースに落とすというのが発振させないポイントです。金属ケースに金属スペーサでRF増幅基板を固定して、ケースのコネクタまでSMA付きの同軸で配線するのが基本のキです。

そうそう、基本のキなんですが、モジュールボードになっていると、ついついこの基本がおろそかになってしまいます。反省せねば。なんせ、チッコイ基板1枚で下から上まで30dBも増幅する恐ろしい基板なんですから・・・。

なお、電圧ですが、僕が実際に使った印象では6V程度でゲインを抑え目に使うのが良かったです。シールドループなど静かなアンテナなら9Vでフル稼働・・って感じでしょうかね。

いずれの場合も中波をカットするHPFを入れての話。僕のところでは中波カットのHPFがないと混変調でメロメロになります。

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