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2018年2月17日 (土曜日)

SRC2496の故障と修理

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SSBでもデジタルモードでも、無線機へはなるべく光デジタル信号(S/P DIF)で入力しています。
せっかく光端子があるので、無線機と接続機器のグラウンドが完全に切れるのが利点。
7851にはUSB端子もありますが、僕は光派(?)です。

光端子にはベリンガーのSRC2496(サンプリングレートコンバーター)を接続しています。SRC2496には色々なデジタル機材を接続できるので、デジタル信号の切替器としても使えます。
僕の場合はSRC2496を音声系とデジタルモード系の2系統のデジタル信号を無線機に入力する時の切替機として便利に使っています。

便利に使っているSRC2496ですが、昨年夏ごろから時々エラーがでるようになってきました。昨年暮れ頃には冷えると動作しなくなってしまいました。通電しっぱなしならいつでも使えますが、明らかに不調な機材を連続通電しておくのは怖いですし、かといって電源落とすと温まるまでは動作しませんので、無線する一時間くらい前から通電しておく必要があります。

僕の場合、無線するのはラグチューかデジタルモードが多いので、SRC2496が故障すると、無線できません。かといってアナログ接続では無線する気も起きず、お正月のQSOパーティーも出ませんでした。

というわけでSRC2496の故障原因を探ってみました。ヒントは「温まると動作する」ですから、まずは電源回り・・・。デジタルのロジック系の故障ならお手上げです。
蓋を開けて電源回りを確認してみると、整流後に三端子レギュレータで安定化しているだけの電源回路です。
電解コン、大きい3個の一番右側の頭が少し膨らんでいるのを発見
頭が膨らんだ電解コンがつながっている三端子の出力電圧も狂っていますので、電解コンのパンクが原因かな?

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2018年2月11日 (日曜日)

HiLetgo RF 広帯域アンプのケーシング

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前の記事で直下型プリアンプに仕上げましたが、接続して使っていると、突然発振したりと安定性に問題があることがわかりました。

そこで、予備に購入した別基板を使って、普通のプリアンプとして使えるようにケーシングしてみました。
付属回路はなにもありません。RF増幅基板をケースに入れて、ケースにはBNCコネクタとDCジャックを取り付けただけです。

単純なので見てもらうのが一番。
アルミダイキャストの小さいケースの両端にBNCメスを取り付けていますが、RFin側は絶縁タイプのBNCです。
これは絶縁したいのではなく、内側の信号の引き出しラインの幅が、RF増幅基板のストリップラインと同じ幅なんです。写真のように、RF基板のストリップラインをそのまま、BNCコネクタ直結にしたかったのです。
出力側はSMA付きの同軸を切断してBNCメスに接続しました。高い周波数でもインピーダンスの乱れは少ないと思います。

電源ラインには、DCジャックにパスコン(103)を入れておきました。が、この状態で通電すると、普通に動作する場合もありますが、7割程度の確率で発振します。

で、対策後がコチラです。

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2018年2月 5日 (月曜日)

HiLetgo RF 広帯域アンプの直下型プリアンプ化

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以前に記事で紹介した中華基板HiLetgo 0.1-2000MHz RF 広帯域アンプをアンテナ直下型のプリアンプに仕立ててみました。

広帯域アンプをそのままアンテナに接続すると、中波放送で飽和しちゃってダメダメなので、中波帯をカットする自作のHPFを入れてあります。

また、送信時にはプリアンプの電源カットに加えて、プリアンプの入力をグラウンドに落とすようにして、送信アンテナの近くでも使えるようにしてあります。

手持ちの部品でエイヤとテスト的に組みましたので、バラックで空中配線です。SMAコネクタ付きの同軸があれば、もうちょっと綺麗にできたのですが、なかったので同軸を直接ハンダ付けしています。

電源は同軸ケーブルに重畳して13.4Vを供給しています。広帯域アンプの基板へは150Ωの抵抗を噛ませて9Vです。
この状態での周波数特性を測ってみました。大凡24dBほどの利得が取れています。頭のHPFでのロスもありますので、こんなモンでしょう。

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