光&同軸4入力切替、光&アナログ出力器
無線機の光端子に機材の出力を接続しようとすると、機材が同軸出力で光出力のものは少ないのが実情です。
光伝導は電気的に絶縁されているため、無線の場合はメリットが大きいのですが、同軸の方が安価で使いやすいことが理由だと思います。
光端子付きの無線機に色々な機材を接続しようとすると、光端子出力なら切替器が、同軸出力なら、同軸→光変換器に加えて切替器が必要となります。
そんな時に便利なのが、同軸→光の変換機能付きの光・同軸入力切替器(光出力)です。
実は光出力の切替器はあまり出回っておらず、結構レアものなんです。同軸出力の切替器なら種類も豊富なんですが・・・・
そもそも、同軸入力の同軸出力の切替器なら、RCAジャックを並べて自作も可能です。VHFだと思って扱えばぜんぜん問題ありません。
ところが光出力となると、光モジュールが必要になって、難易度がちょっと高くなります。
そこで安価な光出力の切替器が欲しくなるわけです。
光の切替器は2種類あります。一つは光信号を光のまま、光ケーブル同士を物理的に一直線に切り換える方式と、光信号を一度電気信号に戻して、切替てから、再度光信号にする場合です。
物理的な切替器はどうしても光ケーブルの取り回しに難がでてくるのと、物理的に切り換えるため、ある程度のサイズになって、小型化が難しいようです。
電気信号変換タイプは小型化が容易ですし、光入力を電気信号に変換しますので、そこへ同軸の電気信号も加えることもでき、光と同軸両方の入力を一度に切り換えることができます。
ご紹介したこの切替器。光2入力、同軸2入力の合計4入力を切り換えて、光とアナログで出力することができます(光出力信号がアナログ変換されて、アナログ端子からも出力される)。
無線機に接続して、マイク系のスタジオ機材のデジタル出力(光or同軸)とPCのサウンドインターフェースのデジタル出力(光or同軸)や、他のデジタル出力の機材を接続して、切り換えて使うことができます。
僕もベリンガーのSRC2496の故障時や予備として購入して使っていましたが、ご説明した機能で問題なく無線運用できました。
機材の出力が光でも同軸でも気にせず無線機の光入力端子へ接続できますし、複数の出力を切り換えて入力できるので便利です。
複数のデジタル信号の切替で困っている方は一度この切替器を検討されてはいかが?
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