HH-9000 29/50/144/430 4Bandホイップ 接触不良? その後
MJのネジ部分が長めのモービル基台に取り付けてみました。やはりテスト通り29.6/50.1メガ辺りで共振します。
で、念のために走ってみると、車の振動でアンテナが揺れるとSWRが振り切れたり、下がったりとやはり接触不良のようで、実際の運用には使えません。
接触不良は恐らくアンテナ根元に内蔵されているマッチングユニットと想像されます。分解して修正しようかとトライしてみましたが、日本製のアンテナと違って不可逆的な構造になっていました。
つまりネジ込みではなく、打ち込み&接着剤でガッチリ固定されているため、僕の持っている工具では破壊分解しかできませんでした。
分解した結果は、恐らくアンテナ根元の金属筒に内蔵されたマッチングコイルとエレメント部分の接続不良(イモ半田)が原因と推測できました。
ということで、今回はホイップアンテナ用の部品一式を購入した結果となりました。そのうち、手持ちのモービルホイップの残骸と組み合わせることもあると思い、部品としてストックしておきます。
モービルホイップって精密さと信頼性がポイントなんだなぁ・・・と改めて感じた次第。今回のホイップ、見た目の堅牢性は合格点なんだけど、まさか接触不良、しかも、内部でユーザーが触れない場所とは・・・・。
中華製のモビホ、最初にSWR測って、ダメなら交換がよろしいようです。同じHH-9000でも売値が倍以上するものも販売されています。
もしかすると、価格が高いものは正常動作品で、安価なものは不良品?なのかも??なぁ~んて思ってしまう今日この頃です
因みに、HH-9000でググッてみましたが、海外で「このホイップ、CB bandで共振しとる~」と驚いている方がいらっしゃいましたので、僕がたまたまアタリを引いたのではなく、それなりの確率で発生していると想像されます。
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コメント
福井さん、ご無沙汰しております。モビホの件、うなづきながら読ませて頂きました。職業柄、まさにこの仕事をしていますので、中華製は昔から危険というのは知っていました。JA製品は、真面目に設計、調整されていますから、簡単に真似しにくいですね。 設計の肝は丸秘なので、ここで大きく変わります。要はエレメントへ高周波電流分布がしっかり乗る様にする事、位相器、トラップ、延長コンデンサ、そして整合部です。 整合部はエポキシとネジロック材でガチガチにしていますから、ドライヤーの様なヒートガンで焼けば何とかなったかもしれません。もしよければ、整合部の部材が手持ちに有ったと思いますので見つかれば差し上げます。
投稿: JO1PSX | 2018年3月25日 (日曜日) 01時23分