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2018年3月11日 (日曜日)

HH-9000 29/50/144/430 4Bandホイップ

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モービルだと、やはり細かい周波数合わせが不要なFMモードがラクチンです。FMモードは29メガから上のバンドで使えます。
余り高い周波数はモービルだと使いづらいらしいので、29/51/144/430の4バンドがモービル運用に適して(?)いるようです。

もっとも、51はともかく、29メガのアンテナは短縮タイプになりますし、144/430も出たいので、それぞれアンテナを取り付けると車がアンテナだからけでウニみたいになります。無線好きだけど、ウニ車はいやだなぁ~

というわけで、4バンドモービルホイップです。一本で29から430まで、FMモードの美味しいところを全部カバーです。
この4バンドホイップ、4バンドFM機の発売時から販売されていますが、最近は中華製の安価なものが海外で出回っています。

ブランドは各社ありますが、型番はHH-9000で共通みたい。たぶん製造元は一カ所でしょう。見た目は日本製のコピー品に見えます。
で、一本買ってみました。価格は$32でした。
届いたので屋上の手摺りにモービル基台を取り付けて、アースをしっかり取ってテストしてみました。
4バンド中華ホイップ、SWRはこんな感じで、びっくり。さすが中華製。

28メガ
Hh900010m_2
CBバンドにチューニングされています。29メガはSWR3以上で使えませんねぇ。

50メガ
Hh90006m
エレメントの調整箇所は28も50も一カ所みたいなので、低め(笑)に調整した28メガに引っ張られて48メガにズッコケているようです。

144メガ
Hh90002m
144も低めですが、SSBなら丁度いい感じですが、SWRの底がちょっと高いかなぁ

430メガ
Hh900070cm
ちょっと周波数範囲が狭いですが、433でSWR2とちょっと高めです。実はグラフにはない440メガ帯はSWRがもっと下がっているので、メインは440メガ帯にチューニングしている印象ですが、まぁ、使えないことはないかな・・・・。

・28と50は意図的にCBバンドにチューニングしてあるので、コイルの巻き数を減らして調整が必要です(計測時に調整ロッドは最短にしている)。
・430はデキの悪いノーブランドのモービルホイップって感じです
・全体的に加工精度が甘く、勘合に必要以上に遊びがあるので、ちょっと揺らすとカクカクします。カクカクはそのまま接触不良につながり、カクカクしたままでSWRをしたら430メガのグラフみたいになってしまいました(笑)。

●HH-9000、買ってきてそのまま使うことはできません。難がありすぎです。まさかCBにチューニングしてあるとは思いませんでした。カクカクするのもいただけません。揺れるモービルアンテナが揺れてSWRがカクカクするのでは無線機に負担かかりそう。アマチュア的にはOKに思いますが、気になる人にはNGじゃないかなぁ。

ということで、4バンドホイップ、やはり国産品がよろしいようです。もちろん自分でコイル巻き加数変更するような大規模な改造前提なら問題ナシですが、それだったら、どんなホイップでも使えるようになりますよね。

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