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2018年7月22日 (日曜日)

1:16変換トランス

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OPantennaに使っているオペアンプの出力は、ローバンドでは1Ω前後と推測されます。

無線機としては50Ωかそれ以上で待っているわけで、ミスマッチによるロスは結構大きいと思います。

データシートによれば、周波数が高くなると出力インピーダンスも上がるとのことですが、ローバンドではかなりのロスが発生していることになります。
そこで、試しにOPantennaの出力をインピーダンス変換トランスでステップアップしてみることにしました。
手持ちの1:4で試してみましたが、確かにロスが減って、全体的に出力レベルが高くなる気配(笑)が感じられました。
ただ、1:4では全然足らない感じ。まぁ、オベアンプの出力インピーダンスは12.5Ωもあるはずないですからね。あった方がマシって程度です。
オーディオなら高速バッファチップを入れて力業で押すのもアリですが、高速バッファといえど、オーディオ帯域の話。
短波帯の高速バッファチップなんてありません。ADA4857の2回路版にして、もう一発をボルテージフォロワーで入れる感じかな。いまさらソースフォロワやエミッタフォロワも面白くありません。
トランスによるインピーダンス変換をネットで探してみると、手許にあるFB801#43を使ったトランスが良さそうです。FB801で絞って事例を探し、どよよんのサイトで1:16トランスを見つけました。
1:16なら数Ωでも50Ω近辺までステップアップしてくれそうです。というわけで、手許の部品で早速作ってみました。
こういう時に、カードエッジタイプのSMAコネクタはとても便利ですね。インピーダンスは整合されているし、取付簡単で、BNCやMコネへは変換コネクタで一発変換ですしね。
手許のアンテナアナライザに接続して、800Ω程度の抵抗を接続して計測すると、SWRがちと高い、どうやら800Ωではなさそう・・・
何回か終端抵抗を取り替えて追い詰めていくと700Ω時にSWR1.1となりました。どうやら700Ω近辺のようです。
16:1ではなくて、14:1になってしまっている模様。巻き数間違えたかなぁ・・・半周少ないかも・・・。いや、半周少ないなら1:12だからなぁ・・・
測り方が間違っているのかな?それとも作りっぱなしだと、この辺りは誤差なのかな?
このトランスは、ステップアップ率が高いので、OPantennaの出力部分に入れて、目論見通り出力レベルがあがるか試してみたいと思います。

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