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2018年8月10日 (金曜日)

インピーダンス変換アダプタ

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先日の記事で紹介したステップアップトランスの回路を変更して、電流通過型にして、OPantennaなどに使えるようにしました(写真上)。
ついでに、手持ちの1:4(50Ω:200Ω)の変換トランスも同じように電流通過型にしてアダプターにしてみました(写真中央)。

検証用として10Ω4バラで2.5Ωのダミー抵抗も作ってみました。
10Ω抵抗を4本束にして使うと2.5Ωのダミー抵抗のできあがり。
耐電力は1W弱だけど、トランス動作の確認用です。
上と中の1:xの1側にダミーロードを接続、2.5Ωがステップアップして、10Ω(1:4)とか、40Ω(1:16)程度になっているのかをアンテナアナライザで確認します。

テストの結果はまずまずで、ちゃんとステップアップしていることが確認できました。
アダプタをOPantennaの根元に接続してみると、ロスが減った6-8dB程度良くなりました。

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やはり出力インピーダンスが極端に低いことに対する手当が必要ですね。同軸直結は潔いけど、虎の子の利得を無駄にしてしまいます。
このステップアップトランス、1:4には期待していませんでしたが、ADA4857よりも出力インピーダンスが低いチップと相性が良いみたい。
図のように、効果抜群でした。

OPampの低い出力インピーダンスには、ステップアップトランスは有効に使えそうです。

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