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2018年9月27日 (木曜日)

OPantenna2本でのノイズキャンセル

160m_cancel

引っ越してきた当初はノイズも少なめでしたが、いつのまにかノイズが増えて160mのDXは苦しくなりました。
そこでノイズキャンセルで少しでも受信状況を改善しようと思って色々と試していますが・・・波長が長い160mは狭い空間(15m四方程度)では難しい・・・のが現実です。
ところが色々と試しているうちに、miniホイップとDXエンジニアリングのNCC-2の組み合わせだと、アンテナの間隔が1/4λ以下でもそれなりに効果が得られることが判ってきました。
ノイズキャンセルには2本のアンテナが必要です。僕のロケーションでは当然、かなり小型(短縮)でないと無理です。
そして160mのデジタルモードは受信は1840kHz、送信は1908kHzというスプリットですが、超短縮アンテナに取って、この周波数差は同一アンテナではカバーできません。
1908でSWRを下げると1840では受信感度が下がり、1840で調整すると1908ではSWRが高くて送信できません(フルサイズとか大きなアンテナならなんとかなるでしょうねぇ・・・)。

というわけで、送信アンテナ1本、受信アンテナ2本(ノイズキャンセル運用)必要になります。受信は小型アンテナが望ましいので、頑張ってOPantennaを作っていたわけです。
全長30cm程度のチビですが、一応全長4m程度のスクリュードライバーよりよく見えているようですが、データが取れるFT8モードなので、データで分析してみました。
JTDXの画面ですが、右がスクリュードライバー、左はOPantenna 2本でノイズキャンセルして受信している様子です。

160_2

明け方の4時間程度のデータですが、結構興味深い結果となりました。

受信数は受信できたフレーム数のことで、スクリュードライバーよりもOPantenna2本の方が安定して受信できていることが判ります。

ただ、安定していると言っても、その差はS/Nにして0.3dB程度です。逆に言えば0.3dBの差で受信フレーム数が9%程度異なるという結果でした。
FT8だと、たかが1dBとか言えませんねぇ・・・。0.3dBでこの結果なんですからね。

さて、今朝はA41ZZがとても良く見えていました。最近160mのFT8にアクティブです。そのA41ZZのみを抜き出して、平均S/Nを出してみると、なんとドンピシャで一緒でした。実はA4のある西には電柱とトランスがあるんですよね。

ノイズキャンセルしているものの、聴感とSメータでノイズが小さくなるように調節しているだけで、どの方向にヌルがでているのかは判りません。

全体として0.3dBの差があるのに、全受信フレーム数の40%程度になるA41ZZで差が無いということは、A41ZZ以外の受信フレームでは0.6dB程度の差がでているということです。確かに見ていて1dB程OPantennaが良い場面が多かったです。

僕のロケーション、もしかすると西側の電柱と電灯線からのノイズが結構あるのかもしれません。道路の反対側だしなぁ・・・・

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