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2018年12月 8日 (土曜日)

BiasTee DCからのノイズ対策

Biastee_dc

先日160mでFT8のDXをワッチしていた時に、たまたま受信専用のOPantennaと無線機の間に入れたBiasTeeを交換したら、少しノイズが静かになりました。
元に戻したり、代えたりと繰り返しましたが、確かに変わります。中身はそれほど変わりませんが、静かな方をメインにすることにしました。
BiasTeeは、同軸にDCを載せる無線機側の装置です。同軸の先端では、BiasTeeとは逆の方法でDCとAC(高周波・電波)を分離します。
原理的には簡単そうですが、BiasTeeの専門会社があるくらい、奥が深く、アマチュア的にはソコソコで手を打つのがポイントみたいです。

グラフは手持ちのBiasTeeのDC入力と無線機側出力間をネットワークアナライザで10メガまでスィープした結果です。DCは供給していません。
BiasTeeのアンテナ側には50Ωのダミーロードを接続しています。

P_20181207_101806_vhdr_auto

基板発注の練習で作ったAはグラフの水色ですが、ローバンドでは悪くないです。
ダイキャストケースに入れたDはMFJ-4116よりも劣る結果となりました。
これは失敗ですね。

でも、実はいままでは、このDをメインの受信アンテナに使っていました 
取り替えたのはCです。eBayで購入した基板にDCノイズフィルタを入れた回路で、回路的にはAやBと大体同じ、大きな違いはCは既製品のRFCを使っていること。ABDは自作のコイルです。

さて、計測してみると、DとCは2メガ付近で25dB程度の差があります。160mでは明らかにCが静かなのがわかります・・・・・
MFJ-4116は低周波では「おっとぉー」って感じですが、HFになるとそれなりにアイソレーションが取れています。-40dBは安価な同軸切替器程度の値です。
ノイズレベルの差がわかるってことは電源に結構なノイズが乗っているわけで、そちらの対策やDについては予備役に編入して、色々と代えてみるつもり。
まさか、金属ケースでは、こんなもんにしかならない・・なんてことはないと思いますが、難易度は高くなるのかもしれません。

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