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2019年5月28日 (火曜日)

ムラタ エミフィルDSS1NB31H104 その2

05lite-f 単体で計測してみても、問題なさそうなので実際にマイクアンプに組み込んでみました。エミフィルを組み込んだ後の周波数特製はこんな感じです。組み込んだのは出力側で、無線機などに接続して出力ケーブルから基本波や高調波がマイクアンプに流れ込むのを素子する目的です。

50KhZを過ぎた辺りからエミフィルの効果がでているようですが、そこまでは基準値(緑)とほぼ一緒。グラフは基準値を正規化できれば(直線になれば)もっとみ易いのですけど・・・

このグラフだとパッと見、低域が落ちているように見えますが、そんなことはありません。無線用のマイクアンプとしては全く問題ないでしょうし、ハイレゾで録音しないかぎり問題にはならないと思います。

マイクアンプへの回り込みについては、出力ラインはインピーダンスも低いので、あまり心配はしていませんが、この減衰特性を見ると、予防として入れる価値はありそうです。

因みに試作中のマイクアンプ、電池を電源にしたコンパクトなものになる予定。回路は基本的にDMS-05と同じですが、電源回りを乾電池用に変更しています。気になるオーディオ帯域の周波数特性は

05lite-f_1 低域はフラットですが、2KHZ辺りから0.3dB程度高域が持ちあがっています。明瞭度を高くして、通りの良い音にするには好都合です・・・といっても+0.3dB程度では注意しないと違いが分からないとは思いますが・・・というわけで、無線用途前提の場合、高域が持ち上がっていることは悪いことではありません。


無線機のイコライザの設定を見ると、殆どの方が高域を少し持ち上げているようですし、僕自身も高域を持ち上げています。

やはり、低域とのバランス、つまり全体の音の纏め方みたいな部分が音創りの肝だったりします。

 

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