HYS TC-669ET VHF帯 UHF帯 エクステンションチューブアンテナ
HYS TC-669はフレキシブルなエレメント長20cm程度のアンテナですが、エレメントは2段ロッドアンテナのように伸縮する仕組みになっています。
金属製のロッドアンテナは持っているけど、フレキシブルなロッドアンテナ(?)は初めてなのアマゾンで購入してみました。
対応周波数はFM/136-174/400-470MHzとのこと。
届いたので、早速アンテナアナライザーに直結してSWRを調べてみましたが、どうも数値が安定しません。180MHzあたりでSWRの底があって、とても2145MHz近辺では使えません。「へんだなぁ~」と何回も計測してみると、突然145MHz付近にSWRの底が現れました。
接触不良みたい・・・・。
アンテナエレメントの外側と内側の接触でイマイチらしく、何回もエレメントを伸縮させると145MHsで安定したSWRの底がでるようになりました。
図はエレメント最短時のSWR特性が緑、最長時が青、そして145と433MHzの両方でSWRが低くなる長さにした時が赤です。
縮めた、もっとも短い状態では145MHzはSWR10以上で使えません。また4433MHzもSWR4l小とかなり悪いです。
ところが、エレメントを伸ばすと状況が一変、両方のバンドでSWRは2以下まで下がります。
つまり、このアンテナ、短くても伸ばしても使える・・・ではなくて、伸ばして使うアンテナ・・・なんです。
また、アナライザに直結した状態ではFMバンドはSWR10以上ですが、アースが効いた基台に取り付けると、ちゃんとFMバンドでSWRが下がります。
全長20cm程度のホイップの手持ちでコメットのSH-85がありますので、HYS TC-669と比較してみると、SH-85はワイドバンド受信性能や安定性(色々な状況でも性能を発揮できる)に優れていると感じました。中華製は、そのあたりはまだまだみたいだけど、フレキシブルだけど伸縮するアイデアとか、やはり安価なところは魅力的です。
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