ケーブルカッター 200円
持っていると便利な工具として、ケーブルカッターがある。一般的には太い電線を切断する機会は殆どないが、アマチュア無線の場合には、太い電線を切断する機会は多い(僕だけ??)。
一般的にはペンチやニッパで切断するが、直線的な刃で挟んで切断するため、写真左のように、切断面が潰れて、切断後のケーブルの断面が楕円になる。切断後の処理がバラしてのハンダ付けの場合にはそれほど問題にはならないが、BNCやSMAなどインピーダンス整合型のコネクタを取り付ける場合には、同軸にガスケットを取り付ける必要があります。
ガスケットの同軸用の穴は円形で同軸のサイズぴったりか、キツいくらいの径で、ペンチやニッパで剪断した、断面が楕円形の同軸ではガスケットの同軸穴には入りません。変形した同軸をなだめ、すかして、あばれる網線を揃えてなんとか通すまでに結構苦労します。
そこでこのケーブルカッターです。写真のように、切断した同軸の断面がほぼ円形のままです。ですからガスケットの穴に同軸がスルッと入るわけ。いゃぁ~いままでの苦労が嘘みたい。
ケーブルカッターの存在は以前から知っていましたが、なにせそれなりのお値段がします。頻度と価格のバランスで購入を見送っていましたが、ダイソー200円は安い!
正直に言えば、コネクタ一回のハンダ付け用に買っても、惜しくはないと感じるほどの利便性があります。同軸以外の電線でも綺麗にカットできます。ケーブルカッターを購入後は、1ミリ程度以上の径の電線はケーブルカッターで切断するようになりました。そしてニッパは精密ニッパとして、同軸の網線の細い一本が綺麗に切断できるタイプにして、役割分担するようになりました。
それにしても200円でこのしっかりとした工具が手に入るとは・・・ダイソー恐るべし。
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