BBEとViVA HD3Dにトーンコントロール全部入り
無線の受信音、僕はなるべく周波数特性の良い外付けスピーカーで聞いています。いわゆる通信型ではありません。了解度より音質重視ですね。といっても無線機の脇に置いてるので大きさの点で小型なBOSE M3で我慢しています。本当は16cm程度のスピーカーで聞きたいところです。
また、多数の無線機の出力を一組のスピーカーで聞くため、無線機のオーディオ出力をミキサーに入力、ミキサーの出力をパワーアンプ内蔵のBOSE M3に入力しています。今は無線機4台とPCの合計5ソースをミキサーに入力しています。ラインミキサーはベリンガーの製品を使っていましたが5年もすると接触不良が発生し、だましだまし使っていましたが、先日DENONのDN-312Xにしました。ラインミキサーよりも、宴会場のマイクミキサー的な製品ですが、ラインレベルのモノラル入力チャンネルが豊富で、BGM用のステレオラインレベル入力も3CHあって、無線機中心のシャック用にはいい具合です。
ミキサーとパワーアンプの間は直結したり、真空管のプリアンプ入れたり、BBEやトーンコントロールなどの機材を入れたりしていましたが、先日アマゾンでBBEとVIVA HD3D機能にトーンコントロールが付いてる機材を見つけました。
BBEは簡単に言えば、50Hzと4kHz辺りをブーストして、低域にはコンプかけていわゆるズムズムシャキシャキ音質にする装置で、普通に聞きやすくします。VIVA HD3Dは3Dの名前の通り、周波数帯域ごとに音を分割して処理して、音に広がり、つまり立体的にしてくれる機能でテレビなどに内蔵されていますので、ご存じの方も多いと思います。
BBEは機材を持っていましたので、無線機に使うと良いことは経験していますが、VIVA HD3Dはテレビでは経験済みですが、無線機では未経験。先日アマゾンをフラフラしていたら、欲しい機能全部入り(笑)の機材を見つけました。安価でしたので、早速NFJオリジナル DSP搭載デジタルコントロールラインアンプ P01J を購入して試してみました。
まずBBEですが、ほぼ本家のBBEと同等の機能で、音もほぼ同等です。本家は専用機材なので、微調整とS/Nの点で優れていますが、それはコダワリの世界の話、一般的にはこのちっこいPO1Jで十分です。僕はブラインドテストしたら本家とPO1Jを聞き分ける自信は全くありません。
さて、期待のVIVA HD3Dですが、無線のモノラルが疑似ステレオで聴こえるといえば褒めすぎかな? もともとVIVAはテレビのモノラルソースを疑似ステレオにするために産まれた技術ですから当然なんですけど、いい感じです。
CWのパイルアップなど音が団子にならず左右に散らばって聴こえるので、取りやすく感じましたが個人差があるかな?フォーンでは表現が難しいですが、とても立体感のある音(説明になっていませんねぇ)になります。
うーん、VIVA HD3Dを使わないと、交信中の相手が話している位置がセンター固定だったのに対して、より自然に聴こえるようになった・・・かなぁ。音が360度あちこちから聴こえてきますが、不自然ではありませんし、音の表情も豊かになるように感じます。
BBEにしろ、VIVA HD3Dにしろ、聴感上の迫力をだすために高音を強調するので、ソースにホワイトノイズがあると強調されるので、無線の場合はノイズが多い場合はチト逆効果かもしれません。でも、ノイズが噛まない状態ならVIVA HD3Dを使うと、とてもいい感じで相手の声が聞けて無線交信を更に楽しくしてくれるスグレモノです。BBEはノイズはあまり気にならないので、僕はBBEとVIVA HD3Dは常に入れて、ノイジーな時だけVIVA HD3Dを外すようにしています。
NFJオリジナル DSP搭載デジタルコントロールラインアンプ P01J 安価ですし、お勧めの受信音改善グッズです。ちょっと前ならこの音にするのに20万以上のスタジオ機材が必要だったことを考えると、いい時代になりました。
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