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2020年3月 6日 (金曜日)

マグネチックループアンテナの直径比較

Magloopant マグネチックループアンテナ(不平衡タイプ)は直径によって低い周波数の感度が異なる。まぁ、直径10cmで160mがガンガン聴こえたら、とっくにみんな使っていると思う。
ちょっと調べたいことがあって、余った同軸でマグネチックループアンテナを大小で2本製作してみた。
大は10DSFBで直径120cm、小は3D2Vで直径80cm。2本をネットワークアナライザで調べた結果が図になっています。
5メガ以下は直径が大きいほど感度があがるようですが、逆に5MHz以上ならば、コンパクトに仕上げることができる・・・でしょう。

マグネチックループアンテナの製作記事をネットで検索してみると、製作したループの直径は1ml以下で、直径70cm程度が多いみたい。使った同軸は5Dが圧倒的に多い。
5Dで直径が70cmだと、グラフの赤線と黄色線の真ん中よりも、少し赤寄り(下側)あたりになる。160mや80mでは、ハッキリと感度不足を感じます。


160m/80mでの感度不足の解消を狙って、太い10Dを使って直径120cmのマグネチックループアンテナを作って、室内ではありますが、同一条件で比較してみたのが図です。
5メガあたりを境にして、太くて大きい方が感度が低下していません。160m付近では10dB程度の差があります。これはデカい。実際に屋外に仮設して160mをワッチしても、大では聴こえるのに、小では聞こえない信号が結構あります。

でもって、大とOPantennaで比較すると・・・・OPantennaの方が聴こえるんですよ、これが・・・。マグネチックループアンテナにプリアンプも試してみましたが、多少は感度が良くなるものの、やはりOPantennaの方が若干優勢(テストはFT8で実施)でした。
マグネチックループは、やはり回してヌルポイントをノイズに向けて、積極的に使うとかしないと直径120cmの10Dの輪っかより、30cm程度の棒の方が扱いがラクチン・・・って結果になっちゃいます。


今回は非同調タイプのループアンテナでしたので、機会があれば、同調タイプのループアンテナも試してみたいと思います。それと、全長30cmとしているOPantennaですが、プロープを大型化して、全長1m程度のタイプも試してみることにします。
恐らくオペアンプで増幅しなくても、マグネチックループアンテナよりも高い信号レベルが取り出せ、S/Nもちょびっと良くなると思います。

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