カテゴリー「アマチュア無線機・機材」の412件の記事

2021年11月19日 (金曜日)

TM-841 電球色LED化したTM-841

Img_0107-2 少し前に中古で入手した無線機。3バンド同時受信や1バンド3波同時受信ができ、この3台の無線機を1つの筐体に纏めたようなTM-*41シリーズは、搭載されるバンドによって型番が決まっている。また、回路や基板は大別して941系とそれ以外の2系統あるようだ。見た目のデザインはかなり似ていますが、941と741や841は異なる部分が多く、941は144・430・1200の3バンド以外は対応できないのに対し、741/841は144・430・1200の他に、オプションで28や50にも対応できる。

とても面白い無線機なのだけど、小さくて集積度も高いためか、無線機や表示ユニットが熱くなります。表示ユニットが熱くなる原因は全部で6個のバックライト用電球です。表示ユニットは基板のパターンが細かい上に、ほぼ間違いなく経年劣化により液漏れする電解コンデンサがあるため、電球のLED化は良く行われています。
僕も白色LED化して使っていましたが、表示が極端に暗くなり、調べてみると電源電圧が下がっていることが判明、原因は基板の裏側のパターンが電解コンデンサの液漏れで断線しました。基板の面側は液漏れお掃除を綺麗にしましたが、裏側まで浸食していたとは・・・・
表示パネルを取り外さないと見えないところで、確認していませんでした。

切れたパターンを修正して、涼しげな白色LEDも寒々と感じる季節になってきたので、電球色LEDでオリジナルに近い、温かみのある感じにしてみました。高輝度LEDで3個の電流制限抵抗は1.8kΩです。1.8kだと、ちょっと暗めなのでもう少し小さい値が良いと思う。

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2021年11月 8日 (月曜日)

マッチング用容量切り替え式コンデンサ

Mfj909 バリコンってみなさんご存じだろうか・・・・バリコンを知らない方々も増えているように想像しています。バリコンとはバリアブルコンデンサの略で、容量が可変できるコンデンサのこと、抵抗の場合はボリューム(可変抵抗)としていまでも馴染み深いと思います。
コンデンサの容量を連続可変するのではなく、段階的に可変するのであれば、固定コンデンサと切り替えスイッチで作れます。疑似的なバリコンみたいなものです。

可変コンデンサがあると、アンテナのマッチングに使えて便利なんですよね。特に短縮アンテナの場合、コイルで短縮しただけではマッチングが取れません。そのな時にコンデンサを噛ませると綺麗にlマッチングが取れますが、マッチングが取れる容量がケースバイケースなので、バリコンのような容量が可変できるコンデンサがあると良いのです。

このようなアンテナマッチング用の疑似的なバリコンやバリL(コイル)は、米国MFJから多数発売されています。MFJ-908,909,910辺りです。今回はIC-705で使うアンテナマッチング用疑似バリコンを作ってみました。

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2021年11月 6日 (土曜日)

電源の監視

Img_0089-2 リフォームした時にシャックになる自室には専用線で100Vと200Vのコンセントを追加しました。IC-7851は200Vでも動作するので、200Vで 動作させて見たかったのです。
昨年から200Vで使っていますが、100Vと比べてちょっぴり送信音質が変わったような気がします。低域が伸びたというか、全体的に腰が落ちたというか・・・・
200Vはアイソレーショントランス経由で接続しています。100V系は電圧計を入れて常時監視していますが、200V系も監視できるようにしたいと思っていました。
通販で買い物した時に、中華製の電圧・電流・周波数表示パネルが安価でしたので、購入してアイソレーショントランスに取り付けてみました。
これ、なかなか便利ですが、日本では周波数は安定しているので電圧と電流だけで十分かな?

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2021年10月24日 (日曜日)

ICOM CI-Vケーブル

ICOMのREMOTEジャック付きの無線機とPCの接続はISBケーブルが必要ですが、最近は中華製が安価に販売されています。1本千円程度ですから、ちょっと心配になってしまうのですけど先日の記事、「IC-705にリモートジャック [REMOTE] (CI-V)機能を追加する」と同じ方法でも使えましたし、当然ですが、普通に無線機のREMOTEジャックとPCのUSBに接続して使えました。
信頼性については不明ですが、数週間程度の利用では問題はありませんでした。

Img_0060 購入したのはIcom CT-17 IC-706 対応 USB CI-V キャット インターフェースケーブル という名称のケーブルでした。USBコネクタには品名らしき LD-C101 とあります。
安価なUSBケーブルの場合、専用ドライバーソフトが必要なことが多いのですが、安価な故にメディアで付属しておらず、結局使えない・・・なんてことがあります。

このケーブルも専用ドライバが必要です。中国WCHのCH340チップを使っているので、WCHのホームページから同社のCH340&341シリーズ用のドライバーソフトCH341SER.EXEをインストールすると、使えるようになります。

通常CI-VケーブルはREMOTE端子にはモノラルプラグで接続するのですが、このケーブルはステレオプラグになっていますので、先端のTipのみ利用して、真ん中のリング(TRSのR)は未接続になっているようです。

このケーブルをICOMの広帯域受信機やハンディ機とPCを接続するために使うには、モノラルジャックのTipとステレオプラグのRingを接続した変換ケーブルが別途必要です。ICOMのハンディ機ではイヤホンジャックの真ん中、RingがCI-V信号になるためです(Tipはオーディオ信号)。
安価なので2本購入して、ハンディ用にプラグを取付直しても良いかもしれません。もしかすると探せばハンディ用ケーブルもあるのかもしれません。

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2021年8月18日 (水曜日)

中継コネクタ

その昔、ご指導いただいていたomさんに「中継コネクタの類(L型とか)には注意するように」とアドバイスいただいたことを思い出しました。M型コネクタはインピーダンスとか決まっていないので当然として(50Ω整合型もある)、BNCならL型でもいいんとちがう?とか安易に考えていました。
ところが430メガでL型入れると顕著にパワーロスすることが判明。調べてみることにした。

対象にしたコネクタはこんな感じ
Img_0011_20210818210801  疑惑のBNCのL型に加えて、L型の代わりになりそうなT型、そしてMコネのL型、そして良く使うであろうMコネの中継コネクタ(メス-メス)3種類。

それでは疑惑のBNCのL型の測定結果から。なお、50Ωの抵抗は測定器用の無反射抵抗を使っているので結果の精度はそれなりに高いと思います。

Bn

疑惑のL型(写真左上中央)は430ではSWR1.34と今一つ。90度曲がる点では同じT型(写真左上上)の方がSWR1.22と良い結果。T型の片方はオープンの状態です。ただし、写真のT型の場合で、異なる種類(外観が異なる)のT型ではL型よりも悪い結果となりました。
BNCでこの状態ですので、MコネのL型の周波数特性は・・・・・です。計測結果が漏れていますが、HF帯かせいぜい50メガまでにした方が良いです。
BNCのL型も手持ちのいくつかを計測してみると、結構なバラツキがありましたので、一度ご自分のコネクタの周波数特性を調べ他方が良さそう。
では同軸ケーブルが短い時などに使う中継コネクタではどうでしょう。今回は写真右下の3種類を計測しました。

 

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2020年3月26日 (木曜日)

パルストランスのフィルター効果

St6118t SDR受信機など、受信機にはコモンモードフィルタとガルバニックアイソレータが必須と思えるほど都市部はノイズが多い。
コアに電線巻いて作るのもいいけど、市販品で済ます方も多いと想像している。

マンマ市販品では寂しいので、安価に入手できるパルストランスST6118Tを流用してみることにした。本来はLANケーブルに使う製品で、100Ωに整合しているので、アマチュア無線の50Ωには使えないが、受信だし、まぁ、使えるんじゃないかなぁ・・・・と実験してみることに。

実際にOPantennaに電源供給しているBias Teeに組み込んでみて計測したのが次のグラフです。

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2020年3月13日 (金曜日)

10MHzバンドパスフィルター

Iimg43153 安価だったのでオークションで10MHzバンドパスフィルターを落札した。パスバンドは8~11MHzとのフレコミです。
基板はチップ部品でSMAコネクタと比較しても、小さいのがわかると思います。

届いたフィルターを早速計測してみると、仕様(?)よりも少しパスバンドが広くて、7MHzでも問題なく使えそう。
パスバンドの真ん中でも、ロスが1dB以上で、ちょっと残念ですが、価格を考えれば十分でしょう。


早速PSKReporter用のSDRに入れてみたが、なんかスポット数が増えたみたいに感じる。気のせいかも・・・・。
10mbpf

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2019年12月30日 (月曜日)

ケーブルカッター 200円

P_20191224_124503 持っていると便利な工具として、ケーブルカッターがある。一般的には太い電線を切断する機会は殆どないが、アマチュア無線の場合には、太い電線を切断する機会は多い(僕だけ??)。
一般的にはペンチやニッパで切断するが、直線的な刃で挟んで切断するため、写真左のように、切断面が潰れて、切断後のケーブルの断面が楕円になる。切断後の処理がバラしてのハンダ付けの場合にはそれほど問題にはならないが、BNCやSMAなどインピーダンス整合型のコネクタを取り付ける場合には、同軸にガスケットを取り付ける必要があります。

ガスケットの同軸用の穴は円形で同軸のサイズぴったりか、キツいくらいの径で、ペンチやニッパで剪断した、断面が楕円形の同軸ではガスケットの同軸穴には入りません。変形した同軸をなだめ、すかして、あばれる網線を揃えてなんとか通すまでに結構苦労します。

そこでこのケーブルカッターです。写真のように、切断した同軸の断面がほぼ円形のままです。ですからガスケットの穴に同軸がスルッと入るわけ。いゃぁ~いままでの苦労が嘘みたい。
ケーブルカッターの存在は以前から知っていましたが、なにせそれなりのお値段がします。頻度と価格のバランスで購入を見送っていましたが、ダイソー200円は安い!

P_20191224_124206 正直に言えば、コネクタ一回のハンダ付け用に買っても、惜しくはないと感じるほどの利便性があります。同軸以外の電線でも綺麗にカットできます。ケーブルカッターを購入後は、1ミリ程度以上の径の電線はケーブルカッターで切断するようになりました。そしてニッパは精密ニッパとして、同軸の網線の細い一本が綺麗に切断できるタイプにして、役割分担するようになりました。

それにしても200円でこのしっかりとした工具が手に入るとは・・・ダイソー恐るべし。

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VX6 感度悪い、FM放送は良好

P_20191228_193807 オークションで入手したVX6は故障品で激安。もしや・・・と思って駄目もとで落札しました。八重洲のハンディ機はセラミックフィルタの故障がとても多くて、ネットでも交換事例が紹介されています。
落札品の故障個所は、症状からフィルタの可能性が高いと判断しました。特にFM放送バンドではフィルターはWFM専用の広い帯域のものに切り換えて受信しますのでFM放送が良好で他の周波数が感度が悪いという情報は貴重でした。

セラミックフィルタが故障すると感度が落ちるのは知りませんでしたが、感度が落ちる・・という表現よりも、隣の無線機で送信しないと聞こえないという表現が正しいです。
FMモードの中間周波数ということで、455kHzと思いきや、450kHzでした。当然フィルタも450kHzのものが必要ですが、補修バーツとして八重洲が指定しているLTM450Fは国内では入手が難しいようです。僕はebayで購入しました。

注文して一カ月程度でLTM450Fが届いたので、早速VX6をばらして交換しました。結果はビンゴ! 各バンドで良好に受信できるようになりました。フィルタを交換したので、本当は調整したいのですが、VX6はソフトウェア調整のため手がだせません。他の無線機と聞き較べしても、感度・了解度共に劣るようなことはありませんので、実用上問題なしと判断しました。

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2019年7月15日 (月曜日)

VX-5 外部バッテリ接続ケーブルの製作

P_20190715_123903_20190715150801 先日、安価にVX-5を手に入れました。実はハンディ機は全部処分して、一台も持っていません。昨今の天災の多さから、持っていても悪くないな・・・と思ったのがきっかけです。
付属の充電池で不動との説明でしたので、本体の充電回路か電池パックの不良のどちらか、本体故障だと嫌だなーと思っていましたが、不動の原因は充電池でした。とりあえず乾電池パックでローパワーでの移動運用はできますし、ACアダプタでのハイパワー運用は可能ですけど、移動でハイパワーしてみたいじゃないですか?

電池パックを購入しようとしたら、結構なお値段。はっきりいえば本体より高い(笑)。安価な怪しげなパチもんもあるようですが、モバイルバッテリは手持ちがありますので、本体を外部電池パックとセットで5W移動運用を実現することにしました。
ACアダプタジャックに接続すれば可能ですが、本体の横に刺す形で、収まりが悪し、本体を持ちにくいです。イメージは空の電池パックからモバイルバッテリへの配線がでてる感じです。
確か、車のシガーライタープラグに接続する電池パックアダプタがあったと記憶しているのですが、ちがうハンディだったかも。

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